府中(東京)の女性

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藤田恵美講演会

藤田恵美講演会part2

 2010年3月6日(土)に府中市女性センターで昭和21年度市政参画講座
 選挙に行ってくらし改善!~選挙に関心をもたないとくらしは変わらない~
 を行ったので、4回にわたって内容を紹介する今日は第2弾です。

2 投票率はなぜ低い?

今、子供たちのなかで首相になりたいなんて思う子はいないのでは?って思います。
メディアの報道をみていると、首相をはじめ、政治家のことをひどく非難しています。
まるで政治家を悪の権化のように。
それを見た人たちに及ぼす影響は大です。
大人の意識が子どもに伝わるのでしょう。

いろいろな施策のすべてが悪いのではないと思います。
メディアの力は大きいですから、報道の仕方を考え直してほしいなって思います。
政治に不信感をもてば、政治に関心が向かない、そして投票率にもひびくのです。

日本における衆議院議員選挙の投票率に関する記録を(ウイキペディア「投票率」より)ちょっと調べてみました。

制限選挙時代
初めて行われた選挙は1890(明治23)年でした。
25歳以上の男子で税金を15円以上納めている人というのが条件で
なんと全人口の1%の人しか投票できませんでした。
明治時代の物価は、もりそばが1銭、牛乳(1本)が3銭だったそうで、
これから今の物価で計算すると、
当時の15円は、現在の60万~70万円ぐらいと思われますとの記述があります。
(ネット「選挙のあゆみ」の「日本で初めての選挙」より)

男子普選時代
その後、1925(大正14)年からは25歳以上の男子ならばだれでも投票できる時代に入ります。
この時代での 最高投票率は1930年(第17回)の83.34% で
最低投票率は1937年(第20回)73.31% です。

完全普選時代
戦前から市川房江さんたちが奔走されましたが実現しなかった婦人参政権ですが、
1945(昭和20)年、敗戦後、新憲法が発布され、翌年20歳以上の男女の投票が行われました。
この最高投票率は1958(昭和33)年の76.99%
最低投票率は1996(平成8)年の59.65%です。

それでは、つぎに「府中市での選挙について」をお話します。
配布しました資料をご覧ください。
この4年間に行われました府中市の選挙結果です。
投票率をご覧になってください。

2009(平成21)年8月30日衆議院議員選挙小選挙区 67.75% 比例代表 67.72%

2009(平成21)年7月12日 東京都議会議員選挙 54.31%

2008(平成20)年1月27日 府中市長選挙 37.16%

2007(平成19)年7月29日 参議院議員選挙東京選挙区 58.91% 比例 58.89%

2007(平成19)年4月22日 府中市議会議員選挙46.96%

2007(平成19)年4月 8日 東京都知事選挙55.97%

参議院議員は任期6年で、3年ごと半数ずつの選挙がありますが、
それ以外の衆議院議員、都知事、都議会議員、市長、市議会議員の任期は4年です。
まあ、衆議院については戦後、途中に解散がなかったのは1回だけらしいですが・・・

見ていきますと、投票率悪いですね。
昨年の衆議院議員選挙は関心が高く、7割近い投票率がありますが・・・

今から、私たちに今いちばん身近な市長選や市議会議員選挙について考えていきたいと思います。
市長選挙や市議会議員選挙の投票率が低すぎると思いませんか?
3割から4割台しか投票していないということは
半数以上の人の意思が反映されていない選挙だと思います。

市長選に出馬した人から聞いた話ですが、
街頭演説をしていると、うるさいからやめろと言われたそうです。
それで、彼女は「私が選挙のために話をするのは当然の権利ですから」と言って話し続けたといいます。

また選管から車を出して、投票を呼びかけるアナウンスをしたら「うるさいから音を小さくして」と言われたことがあるそうです。
選挙の関心のなさの表れです。
自分たちのくらしに直結する選挙なのに、ほんとうに関心が薄いですね。

なぜ市民の関心が薄いかというと「どうせ、自分が投票に行っても何も変わらない」と思うことが一番の理由でしょうか。
それにメディアが取り上げない。国政選挙と違ってニュースに取り上げられるのはほんの少し、だいたいは選挙結果だけですから。
新聞には多摩版というコーナーがあるのですから、そこでもっと多く取り上げてほしいです。

それから、もう一つ府中ならではの理由があるのですが分かりますでしょうか?
府中市のホームページに平成20年度の市民意識調査についての結果が出ていますので読み上げますね。

20歳以上の3000人対象、回答数/有効回答者1,472人(回答率49.1%)
あなたは、府中市の住みやすさについてどう思われますか? 該当する番号を1つ選んで○をつけてください」
「住みよい」685件(46.5%)
「まあ住みよい」603件(41.0%)

となっており、両者で全体の87.5%を占めています。
府中では市民意識調査を毎年行っていますが、
このアンケートに答えた方、いらっしゃいますでしょうか?
(お一人が手を挙げた)
毎年の調査で、この結果が80%以下になるのをみたことがありません。
住みやすい市だから、選挙に行かなくてもって思う人がいるのではないかと思います。

会場からの意見
そうだと思います。今の体制でいいと思う人が選ばれるだろうから、
選挙に行かなくてもいいと思っている人はいます。
選挙に行かなくても、それなりの人で決まるだろうという安心感があるから
わざわざ行かなくてもと思うのだと思います。

うん?そうですか。選挙に行って意思表示をしていないと、その人を支持したことにはならないと
私は思いますが・・・


さて、次回は「他国での選挙」「他市での工夫」を紹介します☆

プロフィール

fujita

Author:fujita
fujita emi

2005年9月府中市女性史編さん実行委員(2008年3月発刊)となったことがきっかけとなって今回のブログを始めることとなった。
府中の女性の仕事や活動をいろいろ紹介していきたい。

趣味
山歩き
芸術鑑賞(美術、映画、観劇)
読書




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